空が澄み清々しい秋を感じる頃となりました。
10月の行事といえばハロウィーンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ところで、皆さんはハロウィーンの起源をご存じですか?
古代ケルトでは11月1日が新年で、前夜の10月31日から、秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれていました。また、この日には死後の世界との扉が開き、先祖の霊が戻ってくると信じられていました。元々は秋の収穫祭・悪魔祓いを起源とする行事でしたが、今では
仮装した子ども達が「Trick or Treat」と言ってお菓子を貰いに行くイベントとして定着しています。
このように物を人から貰うことや、物の貸し借りは障害児・障害者にとって苦手なことです。
子供が集団で活動をするようになると、おもちゃや遊具の貸し借りが発生するようになります。物の貸し借りが円滑に行えないと、勝手に物を取ったり、独り占めしたり、喧嘩になってしまうということもあります。
自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害を持つ子供はその障害特性から、物を貸し借りすることが難しい場合があり、物の貸し借りなどで先程のようなトラブルを抱えてしまうことがあります。
普段から「貸して」「返すね」などの貸し借りに必要な言葉、「どうぞ」「ありがとう」などの返事や感謝の言葉を教えると共に、ハロウィーンのイベントで「Trick or Treat」「ありがとう」と楽しくコミュニケーション方法を学ぶことも効果的ではないでしょうか。